まぁ、私は気にしないけど。



「授業は?」



「今日はねぇよ。
あっても自習にさせとく。」



せっかく姫と一緒にいられんのに餓鬼の相手なんかするか…と付け加えたたっちゃん。



キザな台詞もその顔じゃすごく様になってるね。




「別にいいけどねー。
君達はどうするー?」



放置状態だったイケメン集団に声をかける。



何で固まってるのかは知らないけど。



「相川…巽…?」



放心状態で小さくボソッと呟かれた。



ほー。

たっちゃんのこと知ってるんだぁ。



「有名人だね♪」



「ハッ。
野郎に知られててもなー」