「あれ?反応なし?」


みんな、何の反応もない。


一人でバカみたいじゃん。



座り直して、もう小さくなってきた飴を舌で転がす。




「男タラシ…」


オレンジ頭君がボソッと呟いた。



やっぱり聞いてるよね。




「ハッ。
誰かと思えば、噂の男タラシのバカ女じゃねぇか。」



あらー。


赤髪君は結構挑発的だね。



ま、私はどうでもいいけど。




「そういう君達は大の女嫌い集団…だよね?」



カリッと飴を砕く。