「あー、うっせぇうっせぇ。
ちっとは静かにしろよ。」



眉を寄せてうざそうに言う。


流石だ。



「HRなぁ…特に言うことねぇ。」



マジで適当人間だねぇ。



今日は大切な話ないのか。


じゃあ、サボろ。



ガタッと椅子を引いて席を立つ。




「おー、どうしたぁ?」



「眠いんでサボリまーす。」



「こらこら。
もうちょっと隠そうとしなさい。」



「喋り方教師みたいだよー」



「そうか?
俺もついに…って俺教師だからな?」



「はいはい。
漫才してる場合じゃないんだよー。」