あたし・・・。

どうやって、ミズキの部屋に行くのよー!!

よく考えたらあたしミズキの部屋知らないし!!

そこにうずくまって頭を抱える。

どうしようか。

顔をあげて目の前をきょろきょろする。

前を見ても廊下しかない。

後ろを見ても虎の標本があるだけ・・・・。

「はぁ。虎の標本とか・・・・標本とか?」

バッともう一度後ろを振り返る。

虎の標本・・。

それって確か・・・。

「ユウコォォォォォ――――!!!」

あたしは全力で走った。