ミズキの部屋はまるで地獄絵図だった。
ベッドはぐっちゃぐちゃ。
天井の照明は割れていて、テレビの画面には椅子の脚が突き刺さっている。
そうか。さっきの爆発音はこれか。
「「ま、丸顔・・・・」」
「ぶっとばす」
なんて失礼な人たちだ。
めまいがする。
ミズキはカラの顔を無理やり離そうと必死で、カラはミズキの顔を横に引っ張るのに必死だ。
何してんだ、お前ら。
「昨日ヒサから聞いた?」
あたしが問いかけると、二人はバトルを中断した。
「「・・・・・・。」」
なんで無言なんだよ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…