『体育出るんでしょー?一緒に行こうよー!!』



「お構いなく。」



と逃げるけれど、なかなか諦めないので止まった。



『やっ…と、止まってくれた…はぁ…』



と息も切れ切れに言う奏。



「他の友達と行けばいいでしょ?どうして私に構うの?」



『サクちゃんとお友達になりたいから。』



お友達…



「謹んでご遠慮させて頂きます。」



『そんなぁ…もうすぐ夏休みだしさ!!沢山色んなとこ遊び行こうよ!!』



何を…一生懸命になっているのだろう?



この女は。