「先生!!休ませて!!」



ドカドカと保健室に入ると、先生はウトウトしていたらしく…目をこすりながら私を見た。



『元気じゃねーか、保健室は元気がない人が来るもんだぞ?』



と相変わらず、男のような口調で話し掛けてくる。



んーと背伸びをしている姿はまるで猫のようだ。



「元気じゃないです!!」



『そんだけ大きな声出せれば元気さね。』



と笑う先生を少し睨んだ。



『怖いよ。って誰かさんにも言われただろ?』




と言って緑色の目が私を覗き込んだ。