「私あの日、半分意識手放してたから、よく覚えてない。」



「そんなぁ」


と涙目の奏。



“なんと!?佐久間大丈夫か?”


“病気なのか?”



“俺の名前分かる?”


“私の名前は?”



と口々に質問する…
あぁーもう!!1人ずつしゃべりやがれ!!



『一葉、お顔が怖いですよ?』



職員室へ行くと教室を出ていたカズが、戻って来た。



「元々よ!!」



『知ってます』



「やってらんない!!保健室行く!!」



『なら、僕もい「来んな!!この猫かぶり!!」



ガラガラ、ピシャン!!