だんだん、真っ暗になる世界。



いや、夢の中。



この暗闇は、安心する



私の未来は暗くていい。



希望なんていらない。



でも、欲しいと願うモノは…なかなか私の傍を離れてくれない。



私も、離れようとしない。



矛盾してる




果てしない悩みを抱えて、私は一体どんな答えが出せるんだろう?



この悩みから解き放たれる日なんて来るのだろうか?



『ダメよ。逃げちゃ』



と、また母さんの声が聞こえた。



「分かってる、私を許さないって言いたいのでしょ?」



知らず知らずに涙が溢れて、保健室の真っ白な天井が見えた。