ふと、目覚めるとそこは実家だった。



「またか…」



また、悪い夢を見ている。



夢だと分かっていても、震えている自分。



「母さん、母さん…」



夢は不思議



会いたくないのに、


呼びたくないのに、


自分の意志とは真逆の言葉を発したりする。



大体、夢の中でこれは夢だとハッキリ分かると、夢をコントロール出来る…出来ない日もあるけれど、今みたいに。



「母さん、どこ?」



ヤメテ、アイタクナイ。



イヤだ。



イヤ!!



こんなにイヤと思っているのに、もどかしい



何一つ思い通りにならない。