ガヤガヤ…



キャッキャッ



アハハハハッ…



「…うるさい」


頭を抱えて机に伏せた。


コトンと音が聞こえ顔を上げると、お茶を持ったカズが机に座っていた。



『一葉、顔真っ青。でも3年間過ごすんだから、ちょっとずつ慣れてかなきゃだな。』


と少し笑っているカズ…


「分かってるわよ」


とそっぽを向いたのは、顔が紅いのがバレてしまうのがイヤだったから。



『顔、紅いな?熱か?』



バレてるけど。



「違う」



『なら、いいけど。』



バカ。


顔が紅いのは、あんたのせいじゃない。


あんな事あったのに…