「自分が大切だから傷付かないように、心を守ろうとするのは本能なのよ。言い訳だけどね…事実でもあるの。」



『母さん…』



「あなたを酷いめに合わせた…最低だと、自分を責めて責めて…泣いた日もあったけれど、そんな事あなたはきっと望んでないと思ったら、立ち直らなくちゃと頑張れた。」



『うん…』



「恨まれて、もう会ってくれないと思っていたけど、あなたはこうやって会いに来てくれた…ずっと、ずっと…会った時言葉を考えていたの。」