「じゃあ、後で伺わせてもらいます。」



“お前サラリーマンみたいな話し方だな”



と、またケタケタ笑っている



サラリーマンって…


「…お世話になります」



“佐久間はいいのか?一人にして”



多分…大丈夫だ。



というか、もう俺に心配なんてする資格ないんだ



“矢倉…”



「多分、先生に聞いてくると思いますけど…」



“言うな。ってだろ?”



「すみません…」



そう言って電話を切った。