『俺、休学しようと思ってるんです』



少し目を見開いたが、さほど驚いた様子はない。



色々、驚き過ぎたせいか?



「なぜ?」



『一葉は、きっと…今日を乗り越えたら、俺なしでも大丈夫になると思うんです。だから、もう傍に居たらいけない気がして…』



黙って聞いてくれる葉さん、俺はありがたいと思った。



ここで、



“そんな事ない”



なんて言われたら、俺はどうしたらいいか分からなくなるだろうから。



迷っている道にまた、二手に分かれた道が現れる感じ



本当に立ちすくんでしまうだろう…