『今年のクリスマスは、ロクな事なかったな』



「また、そんな…」




『でも…起きた時の一葉の反応が楽しみだな』




青くなったり、赤くなったりするであろう一葉を思い浮かべると、自然と顔が綻んだ。




「うわぁ…破顔。」



浅海の存在に気付いてハッとした




『うるせー』




夜が明けて、朝になったら一葉の酔いがさめていますように…。




そう思いながら、目を閉じた。