騒々しいやら…



鬱陶しいやら…



近所からは、苦情が来るし



皿は何枚割られたか分からない



そんなこんなで、時間はあっという間に過ぎ



外をふと見るととっぷり日が暮れていた。



家が厳しい奴らや



彼氏、彼女と約束のある奴らは次々に帰って行き残った人数で片付けを始めた。




そこで意外だったのは奏だ



テキパキと片付けをこなして、



サクちゃん座ってていいよー



と言って、殆ど一人で元通りに戻した。



「ありがとう…」



『いいえー!!今デザート作るからねー』



誰にでも、特技はあるものだと感心した