クリスマスは、イヤでも訪れる…



『お招き頂きましてありがとうございます!!』



とクラスのほとんどがうちへ集まった。



いつもは二人じゃ広すぎる部屋も、今はぎゅうぎゅうだ。



「誰が招いたんじゃ…押し掛けてきたの間違いだろが!!」



まぁまぁと私を宥める奏。



触るな!!と手を振り払うと奏の後ろに大きな男が立っているのが見えた。



「どちら様?」



『浅海紀一』



とカズが言った。



「だれ?」



『ほら、お前が興味ないって言った話の人物。』



あーと思い出すと、ぺこりと頭をさげる浅海