「…お姉ちゃん」



と莉紅ちゃんが出てきた。



「勝手に飾って…ごめんなさい…」



と頭を下げている



そんな姿を見て怒るわけにもいかない…



ていうか、莉紅ちゃんに怒る気なんてサラサラない。



「莉紅ちゃん、これ飾ろうって言い出したのお母さんでしょう?」



ビクッとしてサツキさんを見ている莉紅ちゃん



『バレたねぇ~』



「莉紅ちゃんに謝らせるなんて最低です!!」



『そんな怒んなよ。単純に綺麗だと思ったんだよ。だから飾った』



何だか、怒るに怒れない…