「サツキさん…笑ってる場合じゃないでしょ?」


部屋を出て写真を見ながら移動する



『いいじゃないか。私は好きだぞこの写真』



「いやいや…えっ!!」



その後の言葉は続かなかった…



だって、目の前に自分の写真が堂々と飾ってあったから…



「なに…これ」



とても綺麗な写真だけれど



「私…?とカズ…?」



『これ、文化祭の時の写真だよ』



とカズがサラッと言った



「えっ、知ってたの?」



『今日、展示する事?それは知らなかったけど、写真は見た事あったよ。』



と笑っている