「うん…」



カズが心配する。



そう分かっていても、元気に返事をする事が出来ない



『さっきから変だぞ?具合悪いのか?』



案の定心配されて



「いや、大丈夫。見とれてただけ」



と返事をした。



何やってんだ…私。



いつかは、カズと離れなくちゃいけないのに…



そうなる日が来るのが、こんなにも怖いと思ってしまうなんて…



『そっか。』



「うん…」



そんな会話をしながら、歩いていると何枚もの写真が展示してある明るい場所に出た。