しばらく車で移動し、着いた所はとても大きな会場だった。



「わぁ…個展って、もっとこぢんまりしたとこと思ってた。」



『旦那だけの個展なら、そうするつもりだったけど、莉紅も飾る事にしたから、かなり張り切ったみたいだぞ?』



と、チケットを渡しながらサツキさんが言った。



先に入ってろ



と行って車を置きに去って行った。




「人多いね。会場の大きさもこの位あってよかったんじゃないかな?」



『結構、有名らしいぞ?俺、サツキさんちに泊まった時に見せて貰って感動した。』



といつになくイキイキしているカズを見て



なぜか不安になった…