『ん?私にみとれてるのか?それとも…何か、他の理由…』


と、また私を…私の中を見られる気がして目をそらした。


「寝てていいですか?」


『どーぞっ、一刃、来たら起こしてやるから』


「はい…」


ベッドに横たわりながら思った…私、カズの名前なんて言ったかな?



眠りに落ちる私は、そんなに深く考えもしなかった。