とぼとぼと帰路につきながら、思った。



一葉は、自分の中で苦しみもがいて闘ったんだ。



俺が犯した過ちのせいで…



でも、それを過去にして…笑えるように頑張ったんだ。



俺もいつまでも逃げてるわけには行かない。



一葉は、お正月来ると言った。



でも、どうする?



どちらにとっても、あの状態の一花と会わすのは危険じゃないだろうか?



自分が招いた事とはいえ、こんなにも歯痒い…



自分を殺してしまいたくなる。