「そっか…」



嬉しいような…



悲しいような…



『先生…俺ら帰ります。』



『飯食ってかないのか？』



『また今度。』


とカズに手をひかれて家を出た。



「どうしたの？カズ…」



無言で歩いて、着いた先はカズのうちだった。



『母さーん!!いる？』



「何よ!!いきなり飛び出してったバカ息子…って一葉ちゃん!!久しぶり!!元気だった？あーもう…昨日浴衣着せたかったわ!!」



とマシンガントークで話すこの人が小春さん。