キイッと音がして、ドアが開いた。



すると莉紅ちゃんが、お茶を持って入ってきた。



『お姉ちゃん…どうぞ。』



とゆっくりと差し出した。



「ありがとう…」



怯えてると思っていたが…



「私の事…怖くないの?」



と聞いてしまった。



『怖くないよ。莉紅…少しヒトミシリするの。』



と下を向きながら話した姿が可愛い過ぎて、私まで下を向いてしまった。



『お兄ちゃん、とこに行こう?昨日、スゴい顔してうちに来た。心配…したんだと思う』