麗は遠くを見つめるような目でそう言った…



俺は麗の事も知りたいって思った…




初めて会ったときから麗はなにかを抱えて生きてるように見えたから………




そんな麗をほっとけなかった。



『私も桐生に全部話して知ってもらいたい、だけど……怖いの』



麗はそう言って不安な表情を浮かべてた…



「俺は麗のすべてが知りたい、だけど麗が辛いなら話さなくてもいいから…」



『……ううん…。桐生聞いてくれる??』



麗は今にも泣き出しそうにしながら話し始めた…………