「つららっ!明日さ、花火行こ?」 その声の主は、私、杏乃 雪麗の友達の藍。 「良いよ。待ち合わせは、いつものとこに、7時かな?」 「うん!さっんせ~い♪」 なんだかこうしてると、不安になる。 ただ普通に過ごせる事が幸せで、 少しの事で、壊れてしまうんじゃないかって、考えてしまう。 藍が私の隣で笑ってくれる時間を私は大切にしたい。 この時間を壊したくない。 あの頃みたあな孤独は味わいたくない。