「男って、皆そうだよね…。女と遊びたいだけだから誘って
やるんだよ…。私は、好きになった人としか……こういうことしたくなかったのに…。
抵抗しようとした私の力はゆるんだ。
「もう、好きにしていいよ……。どうせ、私の体で遊びたかったんでしょ?」
これだから、男は嫌いなんだよ……。
「…ふざけんじゃねーよ。」
「っ……!?」
な、何怒ってんの……??
光は布団で私の体を包み込んだ。
「お前、いくら俺が女好きだからってこんなことしてると思ってんのか?」
いや、それ以外無いでしょ。
「俺は……、本気でお前に惹かれてんだよ!」
う、嘘でしょ………?
何で、ヤンキーの総長が私に……。
「初めてお前を見た時……、何でか知らねーけど胸がドキドキしてるんだよ。」
「ほ、本当なの……?」
光はいきなり私に抱きついてきた。
うわっ……!?
私今、ヤンキーの総長に抱かれている!?
「俺じゃだめか…?」
光の優しい目が私を見つめる。
そんな目で見つめないでよ……。
「だめじゃ…ないよ。」
光は、私の唇にそっと触れた。
『好きだ……』
私と光の恋は、こうやって惹かれあったのだ……。