『彩…何で寂しそうじゃないんだ?』

ちょっとわらいかけて圭祐が言う


『だって寂しくないもん』
わざと大声で言う私に

グーで頭のテッペンに
パンチをする…


私はキャァ〜!っと
圭祐から離れて走り出した

色んな事が頭の中を
駆け巡るよ…

毎日ジャレあって
手を繋いで
一個のアイスを分けあって
私の大切な大切な圭祐と

大好きな彼のその笑顔


私の心の箱に鍵をかけて
大事に大事にしまって
おきたかった。


だって…
だって――

そうでもしなきゃ
今の私…