「千里ちゃん。家にお嫁に来ない〜?
ちょ〜ど1人、我が家には息子がいてね〜??」
「あっコラ、ママ!!」
擦り寄ってくる綾のお母さんに、綾がリビングからキッチンに止めに入ってきた。
「えー?いいじゃない!ママ、千里ちゃんみたいな子が家にお嫁に来て欲しいな〜?」
綾と綾のお母さんのやりとりにただただ苦笑いを浮かべる。
「確かに、千里可愛いし頭脳はアレだけど気は効くけど!妹とか呼べない‼︎」
「あの、綾サン⁇」
2人で暴走し始める会話にどうしたらいいかわからずにいると、
「母さん姉貴、うるせぇ。」
迷惑そうな表情を浮かべながら葵くんが二階から降りて来た。