「僕が……フランさんに恋?」

ハーヴァルドは呟き、

フランの事を思い出し、

恋を認識し、赤面した。


「告白なさいよ。

恋愛は信頼関係を築くものよ?

フランにとっても心を取り戻す

チャンスだわ。

この旅が終わったら

私たちはそれぞれの生活に

戻るんだし

自分の心に従いなさい」


ヴァネッサはぽんぽんと

ハーヴァルドの肩を叩き

彼を連れて戻った。


ハーヴァルドがフランと

話しやすいように

フランの横に座らせる。


「さ、始めましょう」


ヴァネッサが場をしきり

皆で歌って踊る。


しばらくしてヴァネッサは

演技で悲鳴をあげた。