ずっと胸のモヤモヤが消えない。
新井は、私が、嫌いと言ったから、離れてしまったんだろうか…。

バン!

「ちょっと、由希弥?いるんでしょう?」

誰かが入って来た。

「あの馬鹿…」

そしてまた別の声。
振り向くと、伊藤さんと、藤堂君がいた。

「あれ?神楽さんだ」

へ?

伊藤さんが私のことを知っている。

何故?