昼休みを狙って私は新井を呼び出した。

「何?」

『あの、昨日は本当にすみませんでした!』

「ああ。別に。それより、俺、もう君に関わらないから」

え?

なんで?

昨日まではあんなに引っ付いていたのに…。

「用はそれだけ?じゃあ、俺行くから」

『あー…うん…』

ガチャ

新井はそのまま屋上から出て行ってしまった。