「ちょっと来て!!」

『え…』

次の日来た奈美ちゃんに朝からトイレに連れて行かれる。

「どういうこと!?」

『な、何が?』

「私がいないのに新井君と帰ったんでしょ!?」

なんで、知っているの…?

「クラスの女子に聞いたのよ!私に協力するなんて言って、よくそんなことが出来るわ
ね!」

『っ…』

何も言い返せない…。


確かに新井を振り切れば一緒に帰ることはなかったかもしれないのに、それを私はしなかった。