「わたしも、そう思ってる♪大学は違うけど、これからもよろしくね?」

「優衣ちゃん...」


そんなこと言われたら、泣いちゃうよ。


「うん...うん!」


「よしよし。泣くなー」

優衣ちゃんはあたしの頭を優しくなでてくれた。


「もうそろそろ、我慢も限界かな?」


「へ...?」


我慢?


「わたしのことはいいから、玲央くんのとこ、行ってあげな。美桜のこと、待ってるよ。」


「...うん!」


あたしは優衣ちゃんに言われた通り、窓際に立っている玲央のもとへ向かった。