「今日くらい、許してよね♪」

優衣ちゃんが、玲央に向かって言った。

許すって、何を?


「ちっ...」


え、舌打ち!?


「あの...何の話?って玲央!?」


玲央は黙ってあたし達から離れて行った。


「何だったの...?」


あたしが訳が分からないまま呟くと、なぜか、『愛されてるねぇ』と優衣ちゃんに言われた。