「うん...玲央とこの道を歩くのも、最後だなぁって思ったら、ちょっと寂しくなっちゃった。」

「................。」

「................。」


しばらくの沈黙のあと、玲央が口を開いた。



「いつでも、どこでも、美桜の隣を歩くのは、俺だけだから。

れからも、ずっと。死ぬまで、ずっと、な。」



「え...」


そう言って、玲央はわたしを、優しく抱きしめた。


それって...


「プロポーズみたいだよ?」