「玲央?」


不思議そうに、俺を見てくる。


「卒業しても、離してやんないから。」


美桜の瞳を真っ直ぐと見る。


「っ///あ、あたしだって、離れてあげないもんね。」


顔を真っ赤にして、言う美桜。


「そういう顔、すんなよな...」


「え?」



俺は美桜の腕をグイッと引っぱり、カーテンの内側へ引き寄せた。