「玲央!」


「もう終わったのか?」

「うん!」


そう言った美桜の目は、少し赤くなっていた。



「なぁ、美桜。」


「なに?」


首を傾げて、上目遣いで俺を見てくる。


可愛い...


まぁ、本人は無自覚だろうけど。