しかし、いつまで経っても、話し掛けたであろう相手の声はしない。


夢の中と同じような、重たい瞼を開けると…。


黄ばんだ天井が目に入ってきた。


しかし、隅の方は微かに白い。


元々は真っ白な天井だったのだろう。


そうなった原因は…。


視界の端を掠める白い煙。