そういうこと?


でも、それもまた割り切りな関係だから違う気がする…。


「…あのね、さっき彼氏じゃない人の笑顔が頭に浮かんだの…。それに自分でも驚いて起き上がっただけなんだ。だから、もう大丈夫」


そう笑って男に抱きつくと、男が耳元で言った。


「その人が好きなの?」


………え?


「いや、好きも何も全然相手のこと知らないし(笑)」


男の肩に顔を乗せ笑うと、濡れた手で髪をなでた。


「知らないからこそ好きになることもあるんじゃない?…うさぎちゃん、そろそろ援助交際卒業になるのかな(笑)」


「は!?まだまだ終われないし!自立するお金貯まってないもん!!」