「何で…?」


別にただ一緒にご飯食べて、タバコ吸って、香水選び付き合ってもらっただけじゃん?


悪いって、何が?


それが悪いなら、オッサンとエッチしてる私は死刑物だ。


「ヤキモチとかやかれない?」


直樹が戸惑いながら聞いてくる。


「別に?」


だって今日何してたかなんて聞かれないし、私も言わないし。


「まじで!?束縛なしの恋愛かー」


渓がケラケラ笑う。


束縛?


束縛なんてされたら付き合えるわけない。


私の生活邪魔されるくらいなら、彼氏なんかいらないよ。