それからみっちりと数学をやった

先生が丁寧に教えてくれたおかげで基礎は少し理解できた

まぁ少しだけどね…

本当基礎中の基礎できなきゃおかしい部分

なんでこんなことみんな分かるんだ?って思う

それをなんなく教えてしまう先生が

私はなんとなく輝いて見えた

すごいな…心の中で何度も思った

そしてプリントを先生が持ってきたぶん全部を終わらすと

先生はふぅと息を吐き「部活にいっていい」といった

「いいんですか?」

全部終わらしたといっても五枚

しかも一枚の問題数はそれほどなかった

私にとっては結構あるけどね

「いい篠原が部活好きなの知ってる早くいきたいだろう」

先生…なんって優しい

「…うぅ泣けます…先生ありがとー」

ちょっと感動ものだ

「ただしここの掃除してからな」

でもニヤニヤしながらいう先生

「はい?掃除?」

なんで?私汚してなんかないと思うけど

しいていえばけしかすくらい?

「しばらく使ってなかったから少し汚いんだ」

「はぁ…でもなんで私が」

関係ないよね私

「使った後片づけるのは礼儀だろ」

「はぁ」

まぁ確かにそうだろうけどおかしい気が…

えっじゃあ先生まさか

「そのためにここで私を勉強させたんですか」