「誰?」

私は後ろを見る

「うまいね引き込まれたよ」

そこには男の人がいた

ただかなりのイケメンの…

「…えっとあの誰ですか」

私はしどろもどろになってしまう

「しらない?隣のクラスの南彼方」

隣のクラス?ってことは同級生なんだ

えっじゃあ同い年?

うわー大人っぽい

でも知らないなんて失礼だな私早く同級生くらい覚えなきゃ

私は自分に言い聞かせた

「ぷっ…すごい百面相」

「えっ?」

「…面白いってこと」

「えっと…お褒め頂き光栄です」

聞こえなかったからいまいちわかんないけど

なにいってんだ私

いくらイケメンだからってテンパりすぎ

絶対変に思ってるよね

ゆっくり南くんの顔を見る

そしたら南くんは手を口にあててクスクス笑ってた

「やっぱ面白いね篠原さん」

「笑わないでくださいよ〜」

こっちは大変なんです