ぐいっ


「こいつ、俺の連れなんで。」



戸惑っていると、後ろから翔貴が現れた。


その瞬間、胸が高鳴った気がした。




「・・・んだよ。いこーぜ。」


翔貴のおかげで助かった・・・。


あの男の人達、怖かったし。


「ったく、気をつけろよ。あーゆー奴、ぞろぞろいるんだからな。」



 
「ん・・・。」



「俺がついてたらもう大丈夫だろ・・。」


やけに熱い視線を浴びてるとおもったら・・・。


「何二ヤけてんの・・・?」


瑠衣がニヤニヤしながらこっちを見てきた。



「だって~彼女を心配する


彼氏みたいじゃん~~。」



 
「うるせーな。」



翔貴の頬が真っ赤に染まった。



これは、夕日のせい?