ある八月の朝のこと・・・。 「あ、もしもし?春奈?あのね、 お泊りしに行かない?」 瑠衣から電話がかかってきた。 「あ、でも・・。」 翔貴を置いていくわけには・・・ 一応使用人だし? 「じゃあ、誘ったら?絶対行くと思うなあ~。」 「ん。じゃあ聞いてみる。」 「うん。ニヤッ」 私は思い切って、誘ってみることにした。 「翔貴。あのね・・・・ お泊りしにいかない?」 「・・・・・は?」