「なんか元気ねーな。」


翔貴が私の方を見つめながらそういった。



「ううん。なんでもないよ。」






「そうか?じゃぁ、俺先風呂入るわ。」





「うん。」




早く本当の幸せを手に入れたい。


借金を返済して、それで・・・。


  


もう、あんな思いは二度としたくないから。