「なにが、あったの?」 「うん。あのね・・・。」 わたしは借金取りから無事逃れたこと。翔貴が助けてくれたこと。 翔貴の使用人になったこと。 すべてを瑠衣に打ち明けた。 私の話なんていままでまじめに聞いてくれなかったのに、凄くまじめに聞いてくれた。 「・・・そっか。」 「うん。」