「俺の許婚がお前じゃなくても、俺は結婚するつもりだったし。」 翔貴がうつむきながらそう言った。 「え?で、でも!!翔貴は会社の社長だよ?私みたいな凡人・・・。」 「もし、反対されたら、駆け落ちするつもりだった。」 「は、はぁ???」 か、駆け落ち? 「何考えてんのよ-!!!そんなことしたら、翔貴、地位も名誉も失うんだよ?!」 ばっかじゃないの?!