「翔貴!かっこいいじゃないか。お前は大事な跡取り息子だ。皆様の前であいさつするんだぞ?」 跡取り息子か・・・。 「それと、今年から 俺の古い友人の子どもも来るぞ。」 親父の顔がニヤけた気がした。 ・・・・なんだよ。 「なに、男?」 「女の子だよ。しかも誕生日がお前と一緒だ。」 ふーん、俺と一緒か。 「会いたいだろ? なにせお前の・・・・。」